軽トラックの中古車市場・買取事情について

軽トラックというと、農業の車、荷物を運ぶ車という印象が強いが、最近はおしゃれなデザインやカラーの製品も増え、カスタムして楽しむ人も増えてきた。さらには軽トラキャンパーというアウトドアで軽トラックを使用することも人気がある。

軽トラックとは

排気量 660cc以下
サイズ 全長3.4メートル以下/全幅1.48メートル以下/全高2.0メートル以下

積載重量 350キログラム以下
乗車定員 2名

構造
運転席後方に荷台がある小型トラック。2WDの軽トラックはほとんどがFR(後輪駆動)で4WDよりは価格が安く、燃費が良い傾向にある。4WDは、FRと4WDが必要に応じて切り替わる「パートタイム4WD」という駆動方式になる。

軽トラックのメリット

1.荷台が使える

2.車体が小さく小回りが利く

3.車両価格が安い

4.モデルチェンジの周期が長い

5.自分流にカスタマイズできる

6.オフロードでも走れる

軽トラックのメリットは、何と言っても車体が小さい割に荷台の積載量が大きいこと。4WDの軽トラックはどんな道でもガンガン走れる。シンプルな構造の軽トラックはカスタマイズの自由度も高い。

軽トラックは他の自動車と比べ、フルモデルチェンジの周期が10数年と非常に長い。デザインもあまり大きくは変わらないため、長く乗り続けることが可能だ。

軽トラックの市場

国内で軽トラックを自社製造している会社は、ダイハツ、スズキ、ホンダの3社だけで、残りの会社は、この3社からのOEM(受託製造)により、自社ブランドの軽トラックを販売している。

国内で販売されている軽トラックは、日本の道路運送車両法で定められている軽トラック車体サイズの最大規格(全長3.4メートル/全幅1.48メートル/全高2.0メートル)で作られているので、今までどこの会社の軽トラックのスペックにおいて、ほとんど差がみられない傾向にあった。

2014年、ダイハツがカラーバリエーションの豊かなハイゼット トラックにフルモデルチェンジしたのを皮切りに、各社が、ボディカラーや、パワステ、パワーウィンドウなどの装備に力を入れるようになった。

従来の軽トラックは、3速ATが採用されていることが多かったが、最近はミッションにも4速ATが搭載されたり、オートマ限定免許でも乗れる5AGSの軽トラックが販売されている。

2018年には、シートがリクライニングする軽トラックも登場した。

軽トラックの中古市場・買取事情

そもそも中古の軽トラックは市場に出回る数がとても少ない。その理由として、「あると便利だから使用頻度は高くなくてもとりあえず持っておく」という考えの所有者が多いことと、モデルチェンジの周期が10数年と長いので、買い替えを考える人が圧倒的に少ないためだ。

さらには、軽トラックの所有者は、「いったん軽トラックを手に入れたら乗りつぶすまで使う」という考えの人が多いため、一般的に状態の良い中古の軽トラックの数は少ない。市場に出回っている軽トラックは、走行距離が10万キロ以上というのもざらにある。

そのため、個人がネットオークションなどで安いからと、車体を実際に自分の目で確認せずに購入して、状態が劣悪な軽トラックをつかまされてしまうというトラブルが多い。このような劣悪コンディションの軽トラックは、仮に修理するとしても板金代や整備費用が高くついてしまう。

このようなトラブルを防止するためには、実際に自分の目で実物を確かめて購入することが大切だ。

業者から中古の軽トラックを購入する場合、車両価格を安く設定して、諸費用で上乗せして高く請求する業者も中にはいるので注意したい。車両価格だけで判断せず、総価格で他社と比較検討するのが基本だ。諸費用の内訳は内容をきちんと確認したほうがよいだろう。

さらには、購入後の保証内容も確認しよう。信頼できる業者かどうかを見極めるポイントとして、納車前にどこまで整備をしてくれるのか、購入後どこまで保証してくれるのかはっきり提示してくれる業者を選びたい。

意外なルートとしては、新古車として売りに出される軽トラックだ。自動車の販売店が、店舗の販売成績をあげるために、新車の軽トラックを多数登録し、後日格安で販売することがある。ただし、このような新古車が店頭に並ぶことはあまりないので、欲しい場合は、地道に地元の販売店などに問い合わせをするしか方法がない。

軽トラックを高く売りたい人は

(買取業者はここをチェックしている)

  • 走行距離だけでは判断できない
  • ハンドルやシートのヘタリ具合
  • 融雪剤によるボディ底面のさび具合
  • オイル関連の状態

仮に走行距離が短くても、年式が古い軽トラックの場合、長い間使われていなかったなどの理由から、燃料タンクなどがさびていたりという可能性もある。

ハンドルやシートのヘタリ具合で、軽トラックを乱雑に扱っていたかどうかをみられている。装備品を雑に扱うということは、日ごろのメンテナンスも雑に行っているだろうと容易に想像できる。

ボディの底面のさびや、オイル関連、例えばエンジンオイルに粘性の高い汚れなどがたまっていないかどうかなども当然だがチェックされる。

寒冷地で使用されていた軽トラックは、凍結防止剤などを使用することから、買取業者側では、一般的にコンディションが良くないという認識がある為、高く売りたい場合には不利になる傾向にある。

軽トラックを高く売りたい場合は、日ごろのメンテナンスをしっかりと行い、保管場所にも気を配り、たとえ短い距離でも定期的に運転走行をして、普段から雑に扱わないようにする必要がある。