キャンターとキャンターガッツの違い

キャンターとキャンターガッツはともに三菱ふそうが販売している小型トラックだが、違いが分かりにくいと感じる方もいるだろう。今日は、キャンターとキャンターガッツの違いについて、簡単に説明したいと思う。

キャンターとキャンターガッツの主な違い

キャンターとキャンターガッツの主な違いは、積載量である。1.75トン以下がキャンターガッツ、2トン以上がキャンターだ。

燃料はキャンターもキャンターガッツもほとんどがディーゼル車である。ガソリン車はキャンターガッツだけで、キャンターにはない。LPG車はほとんど市場に出回っていない。ちなみに、高く買取ってもらえるのはディーゼル車である。

キャンターガッツ キャンター
発売開始 1980年~ 1963年~
新車価格 310.9~332.4万円
(2013年時。消費税5%税込)
323.5~415.3万円
(1999年時。税抜、車体価格)
最大積載量 1.25~1.75t
(1.75tはガソリン車)
2~4.8t
排気量 1,997~2,977cc 2,977~5,249cc
燃料 ディーゼル、ガソリン、LPG ディーゼル、LPG
定員 3~6名 3~7名

三菱ふそうについて

三菱ふそうは、バスやトラックといった商業用自動車やエンジンを製造している会社で、ダイムラークライスラーの連結子会社である。

キャンターは、1963年に三菱日本重工業が販売開始した。その後1970年に三菱自動車工業として会社が独立し、2代目~7代目までを製造。2003年に分社化して現在の三菱ふそうトラック・バスとなり、現在の8代目キャンターを製造販売している。

キャンターについて

キャンターは1963年に初代モデルが発売、現在までに8回のモデルチェンジをしている。50年以上も売れ続けている人気のトラックだ。平ボディ、ダンプ、冷蔵冷凍車、アルミバン、キャリアカーなどバリエーションも豊富にある。

キャンターは、UDトラックスの「カゼット」として、2014年9月にUDトラックスへOEM供給されている。

キャンターガッツについて

キャンターガッツは1980年に「キャンター15」という製品名で発売され、1987年に現在の「キャンターガッツ」という名称に変更された。

現在のキャンターガッツは、2013年1月にOEMによって生まれたトラックだ。OEM(original equipment manufacturer)とは、他社ブランドの製品を製造することを意味する。例えば、今のキャンターガッツは、日産自動車の「アトラスF24」をベースにして生産されている。

三菱ふそうと日産自動車の間は、相互OEMが締結されている。ちなみに日産自動車の「NT450アトラス」は、三菱ふそうのキャンターをベースにして生産されている。